土地を探しているときって、まず「どの辺がいいかな」「予算はどれくらいかな」と考えますよね。
駅までの距離や周辺環境、土地の広さや価格など、気になるところはいろいろあります。
でも、意外と見落としやすいのが土地の境界です。
「境界って、ブロック塀のところじゃないの?」
と思われる方もいるかもしれません。
実は、そうとは限らないんです。
土地を買ったあとになって「思っていた境界と違う」と分かると、隣地の方との話し合いが必要になったり、家を建てる計画に影響したりすることもあります。
今回は、実際に土地の境界をめぐってトラブルになった判例をもとに、土地を購入するときに確認しておきたいことを紹介します。

「境界が分からない」まま土地を購入すると…
今回取り上げるのは、売買契約をしたものの、契約で予定されていた確定測量図が交付されず、隣地との境界もはっきりしなかったという事例です。
買主としては、
「結局、どこからどこまでが自分の土地なん?」
という状態ですよね。
土地は建物と違って、見ただけでは正確な範囲が分からないことがあります。
ブロック塀があるから「ここが境界かな」と思っていても、実際の境界線と一致しているとは限りません。
今回の事例では、売主が契約上の条件となっていた確定測量図を交付せず、隣地との境界も明示しなかったことが問題になりました。
その結果、買主が契約を解除し、手付金などの返還を求めることになりました。
2026年3月25日の名古屋地方裁判所の判決では、買主側の請求が認められています。
土地の境界って、普段はあまり気にしないところですが、いざトラブルになると大きな問題になることが分かる事例です。
境界が少し違うだけでも困ることがあります
「境界がちょっと違うくらいなら、そんなに困らんやろ」
と思うかもしれません。
でも、家を建てるとなると話は変わってきます。
例えば、
・予定していた場所に建物を建てられない
・駐車場の位置を変更しないといけない
・フェンスやブロックの位置でもめる
・隣地との間でトラブルになる
・将来売却するときに問題になる
といったことがあります。
特に土地を買ってから新築する場合は、土地の形や道路だけでなく、境界まで確認しておくことが大事です。
せっかく気に入った土地を見つけても、あとから「思っていたより建物が小さくなる」となったら困りますよね。

「境界標があるから大丈夫」とは限りません
土地を見に行ったときに、境界の杭やプレートを見つけることがあります。
「ちゃんと杭があるし、これで大丈夫やな」
と思ってしまいそうですが、境界標があるだけで判断するのはちょっと待ってください。
その境界標が測量図と合っているのか、隣地との境界について確認されているのかなど、見ておきたいところがあります。
古い土地では、境界標がなくなっていることもありますし、昔の測量図しか残っていない場合もあります。
「塀があるから、ここが境界やろ」
だけで決めつけないことが大切です。
土地購入前に確認しておきたいこと
土地を購入するときは、最低限このあたりを確認しておきたいところです。
境界標はある?
現地に境界杭やプレートがあるか確認してみましょう。
測量図はある?
地積測量図など、土地の形や面積が分かる資料があるか確認します。
隣地との境界は確認されている?
隣の土地との境界について、所有者同士で確認されているかも重要です。
越境しているものはない?
塀や屋根、樹木などが隣の土地にはみ出しているケースもあります。
「買った土地だけ見ればOK」ではなく、周りとの関係も見ておく必要があります。

境界でもめたらどうなる?
隣地の所有者と境界について意見が合わなくなると、話し合いだけでは解決できない場合もあります。
実際に、土地の境界をめぐって裁判になるケースもあります。
もちろん、すべての土地でそんな大きなトラブルになるわけではありません。
だからこそ、買う前に確認できることは確認しておく。
これが一番安心です。
「買ってから隣の人と話し合えばいいか」
ではなく、できれば契約前に境界や測量について確認しておきたいですね。
彦根市で土地を探すときも「境界」は忘れずに
彦根市で土地を探していると、
「場所はすごくいい!」
「この価格なら予算内!」
と、つい価格や立地に目がいきます。
もちろん、そこは大事です。
でも、土地は安さや場所だけでは決められません。
その土地でどんな家を建てたいのか、車は何台置きたいのか、庭やフェンスはどうするのか。
そこまで考えてみると、境界や土地の形が意外と重要だということが分かります。
土地探しが初めてなら、分からないことがあって当然です。
「この土地って境界どうなってるん?」
「測量はしてある?」
「この土地に希望の家は建てられる?」
そんな感じで、気になることはどんどん聞いてください。
まとめ|土地は「境界」まで確認して選びましょう
土地を探すときは、どうしても「場所」「価格」「広さ」が中心になります。
でも、購入したあとに困らないためには、境界や測量についても確認しておきたいところです。
特に、これから家を建てるための土地なら、境界の位置ひとつで建物や駐車場の計画が変わることもあります。
「この土地、ちょっと気になるけど大丈夫かな?」
そんなときは、契約を急がずに一度確認してみましょう。
分からないまま進めてしまうより、気になることを一つずつ確認しておく方が安心です。
彦根市・長浜市・米原市などで土地をお探しの方は、マコトホーム彦根店までお気軽にご相談ください。
「土地を探しているけど、何を見ればいいのか分からない」という方も大丈夫です。
土地のことから、建築のことまで、気になることがあれば一緒に確認しながら進めていきましょう。
次回は、**「シロアリ被害を知らされなかった…中古住宅を購入したあとに発覚した場合、売主の責任は?」**についてご紹介します。
