こんにちは!営業の門野です♪
中古住宅を購入するとき、
「雨漏りは大丈夫かな?」
「建物が傾いてないかな?」
など、いろいろ気になるところがありますよね。
その中でも、できれば遭遇したくないのがシロアリ被害。
見た目では分かりにくいことも多く、床下や柱など普段見えないところで被害が進んでいるケースもあります。
では、中古住宅を購入したあとにシロアリの跡が見つかったら、売主に責任を求めることはできるのでしょうか。
「聞いてなかったんやから、当然売主の責任になるんちゃうの?」
と思いますよね。
ところが、実際の判例を見ると、そう単純ではないようです。
今回は、中古住宅のシロアリをめぐって実際に裁判になった事例から、購入前に見ておきたいポイントをご紹介します。

購入後に見つかったシロアリの浸食跡
今回取り上げるのは、中古住宅を購入したあと、建物にシロアリの浸食跡が見つかった事例です。
買主は、購入前に売主からその説明を受けていなかったとして、売主に契約解除や損害賠償を求めました。
さらに、仲介した不動産会社に対しても「シロアリ被害はないと説明された」として損害賠償を求めています。
中古住宅を買ったあとにシロアリの跡が出てきたら、
「そんな話、聞いてないんやけど…」
となるのも無理はありません。
ところが、この裁判では買主側の請求は認められませんでした。
「シロアリの跡がある=住宅に問題がある」とは限らなかった
裁判でポイントになったのは、シロアリの浸食跡があったという事実だけではなく、その被害によって建物にどの程度の問題が生じていたのかというところです。
2024年6月26日の東京地方裁判所の判決では、シロアリの浸食跡があることだけで、建物に瑕疵があるとはいえないと判断されました。
また、仲介業者が「シロアリ被害はない」と誤った説明をしたという買主側の主張についても、認められませんでした。
そのため、売主に対する契約解除や損害賠償、仲介業者に対する損害賠償の請求はいずれも認められませんでした。
「シロアリが見つかったら絶対に契約解除できる」
というわけではないんですね。

中古住宅のシロアリ被害は見た目では分かりにくい
シロアリでやっかいなのが、内覧しただけでは分からないことがある点です。
室内がきれいにリフォームされていたら、なおさら気付きにくいですよね。
実際には、
・床下
・柱の内部
・土台
・水回りの近く
など、普段見えないところで被害が進んでいることがあります。
だからといって、中古住宅を必要以上に怖がる必要はありません。
大事なのは、購入前に確認できることは確認しておくことです。
「契約不適合責任」になるかどうかはケースによって違います
中古住宅の不具合について調べていると、「契約不適合責任」という言葉がよく出てきます。
簡単にいうと、購入した物件が契約で約束されていた内容や品質と合っていなかった場合に、売主が責任を負うことがあるというものです。
ただ、
「シロアリがいた」
「雨漏りがあった」
というだけで、すべて同じ結果になるわけではありません。
建物の状態はどうだったのか。
売主はその事実を知っていたのか。
契約書にはどのように書かれていたのか。
購入前にどんな説明がされていたのか。
こうした事情によって判断は変わってきます。
今回の判例も、まさにそこがポイントになった事例です。

中古住宅を購入する前にチェックしたいところ
シロアリのトラブルを少しでも防ぐために、購入前に確認しておきたいことがあります。
過去にシロアリ被害はなかった?
売主からの告知内容や、過去の修繕履歴などを確認してみましょう。
シロアリ駆除をしたことはある?
以前に防蟻処理や駆除をしている場合は、いつ頃、どのような処理をしたのか確認できると安心です。
床下や水回りは大丈夫?
シロアリは湿気の多い場所に発生しやすいため、床下や水回りの状態も気になるところです。
必要なら建物状況調査も検討する
中古住宅の場合、ホームインスペクション(建物状況調査)を利用する方法もあります。
ただし、通常の建物状況調査ですべてのシロアリ被害を発見できるとは限らないため、気になる場合はシロアリについて専門的に確認してもらう方法もあります。
彦根市で中古住宅を探すときも、建物の状態まで見てみましょう
彦根市や長浜市、米原市周辺でも、中古住宅を探されている方はたくさんいらっしゃいます。
中古住宅は、新築より予算を抑えられたり、希望していた地域で物件が見つかったりするのが魅力です。
その反面、築年数だけでは建物の状態は分かりません。
築年数が古くてもきちんと手入れされている家もありますし、比較的新しくても修繕が必要なところが見つかることもあります。
「築○年やから大丈夫」
「リフォームしてあるから大丈夫」
だけで判断せず、気になるところは購入前に確認しておきたいですね。
まとめ|シロアリが見つかったからといって、必ず契約解除できるわけではありません
中古住宅を購入したあとにシロアリの跡が見つかったら、びっくりしますよね。
でも今回の判例のように、シロアリの浸食跡が見つかっただけでは、売主の責任が認められないケースもあります。
だからこそ、中古住宅を購入するときは、
「シロアリは大丈夫?」
「過去に修理や駆除をしていない?」
「この部分、ちょっと気になるんやけど…」
と、気になることをそのままにしないことが大事です。
中古住宅は一軒一軒、状態が違います。
分からないことがあれば、契約する前に確認しておきましょう。
彦根市・長浜市・米原市などで中古住宅の購入や売却をご検討中の方は、マコトホーム彦根店までお気軽にご相談ください。
物件探しはもちろん、「中古住宅を買いたいけど、どこを確認したらいいの?」といったご相談でも大丈夫です。
安心して住まい選びができるよう、一緒に確認しながら進めていきましょう。
次回は、**「事故物件だけじゃない?不動産売買で知っておきたい告知義務と心理的瑕疵」**についてご紹介します。
